入園準備品って種類も多いし、初めて見るようなものも多いですよね。私にとっての最初の難敵は「タオルエプロン」でした。
↓こういうのですね。
既製品はちょっと高いし手作りしようかな、と思ってはみたものの、
・作り方がよくわからない
・ミシンがない
・お裁縫が得意じゃない
・子どもの側で針を使うのは不安
疲れた私
・針と糸すら持ちたくない
・何もかもが面倒くさい
・既製品を買って、すべての悩みから開放されるなら……
などなど……。
私のように悩んでいる人は多いと思います。
最初に結論をお伝えすると、0歳児クラスから保育園に通っている我が家の考えでは
「タオルエプロンは【シンプル無地かつ同色のタオル】で揃えて、自作した方が圧倒的に管理が楽!」です。
作成の手順や準備したもの、手作りのメリットについて、自分への備忘録を兼ねて記事を作成しました。
同じく入園準備に頭を抱える保護者の皆さまにとって、ご参考になれば幸いです!
タオルエプロンって何?
タオルエプロンとは、「おしぼりくらいの大きさのタオルで作った食事用のスタイ」のことをいいます。
一辺にゴムを通して首にかけられるようになっており、「おりこうタオル」「食事エプロン」など呼び方は色々あるようです。
必要かどうかは保育園にもよりますが、息子の保育園では準備するように言われました。
私も「タオルエプロンって何……?」から始まって、保育士さんに作り方を聞いたり、ネットで調べたりと、かなり悪戦苦闘した覚えがあります。
しかし思いのほか使い勝手がよく、今では外食のときも持参するほど気に入っているアイテムになりました。
タオルエプロンの作り方
それでは作り方のご紹介です!
【STEP1】保育園の指定サイズを確認!
保育園によって必要なサイズや決まりがあると思うので、必ずチェックしてくださいね。うちの保育園では
- 給食用エプロン(縦30cm×横30cm)
- 手拭きタオル(縦30cm×横30cm)
という指定でした。これを前提に作り方やおすすめのタオルをお伝えしますので、通われる保育園の準備品リストは必ずチェックしてくださいね。
【STEP2】材料を揃える
- タオル(30cm×30cm)
- 平ゴム
- 糸切り
- 裁縫用のボンド
- ひも通し(またはヘアピン)
- 名前つけグッズ(または油性ペン)
①タオル
保育園の指定するサイズで、気に入ったものを用意しましょう。息子の園では「30cm×30cm」が指定でした。その他、タオル選びで重視したのが下記の要素です。
- 洗濯に強い
- 乾きやすい
- カビや汚れが分かりやすい
- 漂白できる
カビはある程度、覚悟しておいた方がいいです。給食に使ったタオルは食べかすや飲み物で湿った状態のまま、お迎えに行くまで通気性の悪い汚れもの袋の中。
うっかり一晩置いてしまっただけで、かなりの確率アウトです。なので、カビが生えてもすぐに気づけるように、色が薄めの無地のタオル、かつ、漂白できる素材がおすすめです。
こういった条件で探していたある日、レストランのおしぼりで息子の手を拭いていたとき、ふと思いました。
この“おしぼり”、条件にいちばん合う!
というわけで、業務用のおしぼりをネットで探してみたのですが、さすがに可愛げの欠片もないものばかり……。
いちばんおしぼりに近いものを探して、↓の「8年タオル」のハンドタオルに辿り着きました。
たまたまですが、我が家のバスタオルとフェイスタオルもこの8年タオルを使っていました。使い勝手は分かっていたので、これだ!と即決でした。
②平ゴム
平ゴムは100均のもので大丈夫です。幅6mm程度の柔らかく伸びるタイプがおすすめです。
ゴムの長さは首の周りにピタッと添っていないと、食べこぼしがどんどこ隙間に入っていって結局お洋服が汚れます。なので首の太さに合わせるのですが、ゴムが伸びないと頭が通らなくなってしまいます。
③糸切り
リッパー、糸切りバサミ、カミソリなど。今回はとくに、先が細くなっている道具の方が作業しやすいと思います。私は小学生のときのお道具箱に入っていた糸切りバサミが現役なので、それを使いました。
④裁縫用のボンド
裁縫用のボンドも100均に売っています。(※タオル生地に使用できるか確認してください)
↓私が使ったのはこれです。
家にたまたまあったので使っていました。ただし、こちらは中身の接着剤が金属部分と変色してしまうと青く変色してしまうらしいので、気になる方はその他の布用ボンドをご用意ください。
⑤ひも通し(またはヘアピン)
100均で購入。ひとつあると何かと便利です。ヘアピンも代わりになります。
⑥名前つけグッズ(または油性ペン)
保育園グッズはあらゆる持ちものに名前をつけます。息子の保育園では細かい指定はありませんでしたが、名前を付ける場所や大きさにも指定があるかもしれませんので、案内を確認してくださいね。
色の薄いタオルなら「お名前スタンプ」や「油性マーカー」の黒でいいと思います。
色柄が濃かったり、名前が書けない素材であれば、「ネームテープ」をつけましょう。
↓お名前スタンプは一つあると入園準備に大活躍してくれます。
【STEP3】首のループ部分を作る
縫い糸を切る
タオルの上下にあるヘム(折り返して縫ってある部分)のうち、ゴムを通したい方のヘムを決め、その両角にある邪魔な糸(※画像の赤い部分)を切る。
三角縫いの部分は一か所の糸を切り、引き抜いて短く切る。ヘムの中はハサミの先を入れて2~3回ジョキジョキ動かし、飛び出てくる糸は切って外す。
ひも通しの棒とゴムが入る幅ができればOK。
ボンドで補修する
糸を切ったところがほつれてこないよう、表面にボンドを塗る。中がくっついて塞がらないようにボンドは外側にだけ塗り、乾かすときも気を付ける。
【STEP4】ゴムを通す
ボンドが乾いたら、糸通しを使ってゴムを通す。
ゴムの長さは、「お子さんの首の太さ+5㎝」が目安です。
最後にゴムの端と端を結んで、タオルのループの中に結び目を隠します。
【STEP5】名前を書く
名前つけの場所は保育園で指定がないか確認してください。私は管理しやすいよう、すべて「タオルの表側・右下隅のヘム部分」で統一しました。
お名前スタンプだけだと、洗濯3回くらいで消えてしまいました。初めはそのつどスタンプし直していましたが、さすがに手間だったので、スタンプの上から油性ペンでなぞったら落ちなくなりました。
完成!
おつかれ様でした!あとは接着剤がしっかり乾くまで1日乾かしておきましょう。
お洗濯のときは、ゴムが引っかかる+ほつれ防止のため、ネットにいれてください。
タオルエプロンを手作りするメリットとは?
既製品と手作りタオルエプロン。どちらもメリットがありますが、手作りの場合のメリットについてお話しします。
制作10分!思ってるより簡単に作れる
上でお伝えした手順で作れば、一枚10分(※乾かす時間を除く)の作業時間で作れます。私は予備や外出時の分も含めると20枚は作ってきたので、さらに短縮して一枚5分で作れるようになりました。
一枚130円!お安く作れる
既製品で買うと一枚400円〜1000円くらいするところ、自作すれば、ほぼタオル一枚の値段で作れるのは大きな魅力です。
入園準備には他にもお金がかかりますし、タオルエプロンは毎日使うものなので痛むしカビも生えます。洗い替えや買い替えのことも考えると、気軽に使い込んで汚れたらためらいなく新しいものに取り換えられるお値段というのは大事なポイントです。
私は上記の「8年タオル」を楽天スーパーセール中に「10枚セット1,395円」で購入したので、ポイントも加味すると一枚約130円(他の材料込み)で作成出来ました。
管理が楽!同じサイズ+色柄で揃えられる
タオルエプロンとお手拭きを同じ色柄で揃えておくと、保育園で他のお友達の汚れ物に紛れて迷子になることがほとんどなくなります。
息子のクラスでは無地のタオルを使っているのが我が家だけだったので、保育士さんからも「見分けやすくて助かります!」と言って頂けました。
実際に、息子のタオルが別のお友達の汚れ物に紛れてしまったことは一度もありませんでした。
繰り返し購入可能!ネットで選んだ材料なら、手軽に何度でも同じものが作れる
お店で気に入ったタオルを買うのも良いのですが、もう一度作る必要が出たときに、また一から条件に合うものを探すのは手間がかかりますよね。その点、ネットショップでロングセラーの商品なら、好きなときにリピート購入出来ますし、すぐにお家まで届けてくれます。我が家のおすすめは↓ですが、他にも可愛いタオルはたくさんあるので、お気に入りのものが見つかるまで探してみるのも楽しいですね。
実際に使いこんだタオルエプロンの状態
左が一年間、ほぼ毎日(※ストック4組を回して使っていたので、写真のタオルエプロン自体は週1〜2回の使用)使って洗濯したもの。
右がストックで置いてあった新品未使用の同商品です。
左はよく見ると薄くシミがついていたりはしますが、それほど見た目に違いはありません。
保育園から持ち帰ったらその日に軽く手洗いで汚れを落とし、すぐに洗濯出来ないときは翌日まで洗濯機の上に干していました。
3ヶ月〜半年に一度、オキシドールに漬け置き洗いもしたおかげか、黒ずみもなく衛生的に使い続けることができました。
タオル選びのコツ
個人的には「8年タオル」が値段・使い勝手ともに推しタオルなのですが、一点だけ惜しいのが
「タオルのヘムの両端が三角縫製になっている」点です。
ヘムとは?:上下の短辺、折り返して縫ってある部分のこと
三角縫製?:四隅を斜め(三角形)に縫う処理のこと
本来、ヘム三角縫製はタオルの強度を上げてくれるものなので、何度も洗濯を繰り返す業務用タオルなどには嬉しい処理なのです。
ただ、タオルエプロンを作る際には、わざわざ糸を切って、ボンドで留めて……という作業はひと手間ですよね。ヘムのミミ(両端)は縫われていない方が簡単に作れるということになります。
ご自分でタオルを探される際は、ぜひヘムの縫われ方も確認してみてください!